インプラント治療後のメンテナンスについて

歯を失った方の治療法の1つに、インプラントがあります。保険適応外の治療法ですが、自分の歯と同じように食べ物が噛めることから、この治療法を選択する方が増えています。
インプラント治療によって再生した歯を長く使い続けるためにも、術後のメンテナンスをきちんと行いましょう。インプラント周囲の歯肉は通常の歯肉と比べてデリケートなため、メンテナンスを怠ってしまうとインプラント周囲炎や歯周病、口臭になる恐れがあります。
そこで、こちらでは治療後のメンテナンスについてご紹介致します。

術後24時間はインプラントを安定させるためにもうがい・歯磨きを避け、口内を刺激しないようにしましょう。
術後2～3日は固形物ではなく、お粥やうどんをいった柔らかいものを食べるようにし、施術部位に接触しないように召し上がってください。熱い物や刺激物も避けましょう。
激しい運動・アルコール飲料・喫煙・入浴・サウナは血行に影響を与えるため術後1週間は厳禁です。（入浴に関しては軽くシャワー程度に）

自分の歯とインプラントでは感覚が違うので、自分の歯と同じように磨いても、汚れがきれいに落ちない可能性があります。そのため、正しい歯磨きの方法を覚えることが大切です。インプラント治療後は、歯科医院で正しい磨き方を習いましょう。
歯と歯のすき間にある汚れは通常の歯ブラシで除去するのは難しいため、歯間ブラシで丁寧に取り除くことが大切です。

気をつけてブラッシングをしていても磨き残しはあるものです。歯石はインプラントにも付きますので、口内を清潔にキープするためにも3ヶ月に1度は定期検診に行くようにしましょう。治療した部分はもちろん、歯周組織・歯列・噛み合わせなどもチェックしてもらえます。
定期的に検診を受けることで異常を早期発見・早期治療できますので、インプラントの寿命を長く保てます。